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2008年5月30日 (金)

保津川筏復活プロジェクト始動!

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奈良時代からの古い歴史がありながら、鉄道やトラック輸送の発展とともに姿を消してしまった保津川の筏流し。この伝統ある筏流しを約60年ぶりに復活させようと、プロジェクト保津川が、京都府、亀岡市、保津川の世界遺産登録をめざす会などと共同で実施する「保津川筏復活プロジェクト」が始動しました。

既に、何度か会合を持ち、5月14日には正式に連絡協議会が設置されました。そして先日(5月28日)に、筏復活の可否を探ろうと、保津川の最後の筏士さんである亀岡市保津町の酒井昭男さん(80=写真左)、上田潔さん(89=写真右)をお招きして、初めての聞き取り調査が実施されました。初めて聞くような、面白い話が一杯。あっというまに時間が過ぎてしまいました。

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保津川の筏は、既に平城京造営時には奈良の寺院の建築資材を丹波山地から運搬した記録が残っています。長岡京や平安京の造営にあたっては大量の材木を都まで運びました。上流の京北町山国地区ではすでにこの時代から人工造林が始まっていたといわれています。その後も、大阪城や伏見城などの城郭建築にも大きな役割を果たし、まさに京都・大阪を支える大動脈であった保津川の筏も、輸送手段の変化とともに姿を消してずいぶんと時間が経ってしまいました。

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現在、保津川流域で筏流しを経験された方でご存命の方はたった3名。京北町にお一人と、今回聞き取り調査を実施した亀岡のお二人が、最後の生き証人です。つまり、伝統ある保津川の筏の記録を残し、後世にその技術や文化を伝えられるのは、今が最後のチャンスなのです。

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昨年8月、南丹市日吉町の日吉ダムで行なわれた天若湖アートプロジェクト2007では、酒井さんの指導のもと、筏を製作するところまでは実現しました。しかし、このときは諸般の事情により、水に浮かべることが出来ませんでした。

今年は9月10日(水)に、亀岡市内の保津川を、約60年ぶりに筏を流すことをめざして、着々と準備を進めています。

保津川の歴史と伝統を後世につたえ、そして新たな視点から保津川をみつめなおす、そういうきっかけにしたいと考えています。筏プロジェクトについては今後もこのブログで随時紹介していきますので、ぜひご注目ください!

プロジェクト保津川 原田

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