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2008年8月12日 (火)

天若湖アートプロジェクト2008が行われました

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保津川の上流、南丹市日吉町の日吉ダム・天若湖にて、先週の土曜日、天若湖アートプロジェクト2008が行われました。

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このイベントは、アートによって、上下流の流域市民が、共に川とその流域の暮らしや文化について考える機会をうみだそうとするものです。見えにくくなっている地域の記憶を、アートのことばで広く共有できるものに、と始まり、今年で4回目を迎えます。

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今年の天若湖アートプロジェクトは、より「参加型」のイベントを目指して行われました。たとえば湖面に浮かべてかつての集落の夜景を再現する「あかり」や、その観覧場所までの道の足元を照らす「あかり」を地元・日吉町の小学生にも製作してもらったり、川遊び体験、顕微鏡での観察会、塗り絵やストーンペインティングなど、盛りだくさんの内容でした。

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昨年の天若湖アートプロジェクト2007秋の部で上映され、大きな話題を呼んだ、京都市立芸大の学生さんたちによる「みずになったふるさと」の上映会も、スプリングスひよし2Fに設けられた「ふるさと茶屋」で行われ、かつての集落に住んでおられた多くの方が懐かしそうに来られました。

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また、古くから伝わる民具の音を音楽にしたてた「民具の音楽隊」や、湖底に沈んだ世木集落の1/500の立体模型などの展示もありました。

あたりが夜の闇に覆われるころ、湖面に設置された明かりに灯がともり、幻想的な風景が現れます。

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満点の星空のもと、かつての集落があった場所にともる明かりを眺めていると、まるで飛行機にでも乗っているような錯覚すら覚えます。

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下流の洪水防止や水需要の増加に対応するために建設された日吉ダム。今なお、ダムの賛否をめぐっては意見の分かれているところで、たとえばこのダムを水源とする保津川の水を取水している京都府とそれを利用している大山崎町の間では、裁判すら争われています。しかし、現実にダムは今、存在し、そしてまたこの湖底には多くの人々の暮らしが確かに存在していました。ダムが完成し、供用が開始されたのは10年前の1998年。離村式は、その11年前に行われました。そういう地域の歴史に想いをはせ、もう一度、みなさんが川がつなぐ「流域」というものについて考えるきっかけになればいいなあ、と思いました。

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