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2008年10月10日 (金)

竹修羅と矢遠

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「保津川筏復活プロジェクト」の一環で、丹波地方に伝わる材木搬出技術を学ぼうと、南丹市八木町にて「竹修羅(たけしゅら)」と「矢遠(やえん)」を見学してきました。

南丹市八木町にお住まいの薗田さんの持ち山(マツタケ山)で、今では懐かしい「修羅」と「矢遠」を見せていただきました。薗田さんは「筏の聞き取り調査」や「筏イベント」にも熱心に来られていた方です。

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(写真:参加者に説明する園田さん)

京都府マツタケ生産振興協議会の講習として実施された今回の見学会、当日は地元のマツタケ組合、京都府南丹広域振興局、林業試験場の方々も見に来られていて、総勢50名以上。マツタケ組合の会合の後、会長である薗田さんのマツタケ山を全員で見学という運びでした。

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「修羅」(しゅら)とは山林で木材を搬出するときの装置で一番古い装置です。木材を並べてその上を滑らせて木材を一箇所に搬出します。その装置を「修羅」、搬出方法を「修羅出し」と呼んでいました。

薗田さんは材木と竹を併用されていました。竹修羅の全長は約113m。勾配は一番きついところで30度ぐらいあるでしょうか。登るのも大変な勾配です。

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「矢遠」(やえん)とは修羅の後に考え出されたワイヤーや滑車を活用した木材の搬出装置のこと。

矢遠の全長は約65m。ワイヤーと滑車を自己流にアレンジして、矢遠をつくっておられました。

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そして以前はこの修羅出しのあと木馬で道路まで木材を搬出していたそうです。「木馬」とは「きんま」と呼び、そりのそうなものに木材を載せ、曳いて木材を搬出する方法です。

今は木馬のような台車で搬出しているそうです。

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実際に「竹修羅」と「矢遠」を実演していただきました。

「竹修羅」

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「矢遠」

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今回は材木ではなく柴で実演。

これらの木材搬出装置をほぼ一人で作られたそうです(驚)。修羅、矢遠などの集材搬出装置の総全長が287m。園田さんの話では大体2日で1mの装置を作られた計算になるそうですから、総製作日数は約574日、1年半以上かかって作られた計算になります。これもいろいろな失敗と試行錯誤を繰り返された結果 ではないでしょうか?

これらの装置は「マツタケ山」再生のために作られたもの。以前はたくさんのマツタケが取れた山も松枯れなどで、数も減少。枯れた松や間伐材を搬出するために考えて作られたそうです。500本ほどあった松も今では半分ぐらいに減ったそうです!

この集材・搬出装置を目のあたりにし、山男の心意気を感じずにはいられませんでした。そして、私に、今後の「昔の搬出方法」の調査に期待しています。とのお言葉をいただきました。

まだまだ「保津川筏復活プロジェクト」の活動は続きます。この山男の心意気を胸に頑張っていきたいと決意を新たにした一日でした。

最後にご説明、ご指導いただいた薗田さんに感謝の意をこめて、今日の報告といたします。

(K)

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