BBQゴミ一掃作戦第1日目

まるで夏を思わせるような汗ばむ陽気のもと、GWがスタートしました。この時期、保津川には河原でバーベキュを楽しむ大勢の人々が訪ねて来られます。そして、その中の一部の心無い人たちが例年のようにたくさんのゴミを残して帰り、困ったことになっています。そこでプロジェクト保津川では昨年からGW期間中に集中的にゴミ回収を実施することとなりました。さて、今年のBBQゴミ一掃作戦初日、その結果は？

まずは1枚目の写真、保津川下りの船の係留場にたくさん落ちていたロケット花火の残骸。この写真の倍ほどの量はあったでしょうか。下の写真は先日の船頭さんたちの清掃活動で回収されたクーハン（赤ちゃんを寝かせるバスケット）。子供用品が捨てられているのを見るたびに、心が痛みますが、いったいこの親は、かわいいわが子の思い出の品を、どんなふうに考えているのか？と怒りすら湧いてきます。

昨日はたくさんの方でにぎわっていた保津川の河原でしたが、うれしい誤算とでもいうのでしょうか、河原にはほとんどバーベキューのゴミは落ちていませんでした。最近、このブログも「保津川、バーベキュー」のようなキーワードで検索していただくことが多くなっていますが、大勢の方が昨年のゴミの状況をご覧いただいたのでしょうか、前日の人出を考えると奇跡的なゴミの少なさです。

しかしその一方で目立ったのが、先日の大雨で流されてきた「漂着ゴミ」の数々。相変わらず大量の肥料袋にペットボトル、レジ袋。せっかくゴミを出さずに、気持のよいバーベキューを大勢の方に楽しんでいただいたというのに、かえって恥ずかしくなります。本当に、本当に、これらの「おなじみ」のゴミの排出抑制を真剣に考えないといけない時期に来ているように感じました。

こちらは冷蔵庫のドアです。他にも、タイヤや何かのカゴ、テレビが見つかりました。いろんなものがどんぶらこと流れてきます。

バーベキューのゴミも、少ないながらありました。が、毎回たくさん捨てられている網ですが、今回はこの網1枚だけでした。代わりに？たくさんあったのが、明らかに地元の人と分かる野焼きの数々。中には犯人の特定につながるようなものも見つかりました。市役所の方も、「え、あの店が？？」と驚かれるようなものもありました。

今朝、回収したゴミは土嚢袋に4袋とタイヤ、その他袋に入らない大きなものが少々、でした。今年は後半に休日が集中するGWですが、願わくばこのままゴミの少ないGWであってほしいものですね！ゴミの持ち帰りに協力いただいたみなさん、ありがとうございました！

(H)