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2009年8月12日 (水)

亀岡平和祭・保津川花火大会でエコステーションの実証実験を行いました

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さる7日(金)、プロジェクト保津川では保津川の花火大会でエコステーション(ゴミの回収拠点)の実証実験を行ないました。亀岡の夏の風物詩として市民に親しまれている亀岡の花火大会ですが、全国各地の花火大会同様に、大量の散乱ゴミ問題が大きな課題となっていました。そこで、川の漂着ゴミの原因にもなる散乱ゴミを減らそう、と今年初めて取り組んだエコステーションの実証実験、さて当日の様子はどうだったのでしょう?

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夕闇迫る保津大橋下の河川敷駐車場。いつも私たちプロジェクト保津川の定例清掃会でおなじみの場所ですが、花火大会の夜はここが屋台村となって大勢の人でにぎわいます。その人出は7万人以上、といいますから、散らばるゴミの量も半端ではないのです。

ところでこの場所は保津川下りの舟の係留場への進入ルートでもあります。つまりここを通らないと舟を搬入出来ないのですが、花火大会の日は昼以降に下って行った舟は嵐山でお泊り、朝一番にトラックに積まれて帰ってくるそうです。ほかにも、花火の火の粉で燃えないようにビニール製の舟のシートは全部裏返しておくなど、いろいろとご苦労もあるそうです。

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亀岡市役所にもご協力いただき、少しでも回収拠点が目立つようにとノボリを立てました。するとみなさん、手に手にゴミを持ってきてくださいます。各地のイベントで散乱ゴミの削減に、回収拠点を設けることで大きな成果を挙げていますが、ゴミを捨てる場所をちゃんと設けるだけでほとんどの方が協力して下さる、ということを実感しました。

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夕闇迫る屋台村、雲が夕焼けに照らされ、なんともいえない美しい色に染まっています。さあ、打ち上げも間近、私たちもわくわくしてきます。

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「平和の灯火」のパレードがやってきました。保津川の花火大会に「平和祭」の名前が付くのは、1955年(昭和30年)6月28日に亀岡市が世界連邦平和都市宣言をし、それを記念してこの保津川花火大会を開催したという歴史によるものです。毎年8月7日の正午に亀岡市西方にある西山平和塔前で「永遠の平和と繁栄」を願う平和祈念式典が開催され、そこで採火された炎を使って花火大会の点火を行っているのです。

こういったものを間近で見られるのも、お祭りに「参加する」ことの楽しさのひとつでしょうね。

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暗くなった夜空に咲く大輪の花、それを間近で見る楽しさ。ボランティアで集まったスタッフも、しばし手を休めて花火を眺めます。楽しむことも大事!(笑)

「ゴミはこちらで回収していま~す」と呼びかけると、みなさんから「ありがとう!」「ご苦労様!」と声をかけていただきました。そんなみなさんのお声が、疲れも吹き飛ばしてくれます。

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会場では、別のグループの方も散乱ゴミの回収を実施してくださっていました。こちらはいつもお世話になっている亀岡市民新聞のT記者。「自分たちだけじゃない」と思うと、お互いに頑張ろう、と思えるものですね。

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今回は入口となる保津大橋の北詰めと河川敷への進入路の2ヶ所に回収拠点を設けましたが、理事以外にもボランティアでかけつけてくださったため、余裕ができたスタッフは露店街を回って、ゴミ回収を呼びかけることにしました。

大勢の観客でにぎわう露店街を「ごみのある方、ただいまゴミの回収してま~す!」と大声で呼びかけながら、隈なく歩き回る、というとってもハードな作業ですが、知り合いにも出会ったり、とそれはそれで楽しい作業。花火が始まる前から露天が終了する夜10時まで約3時間、頑張ってみました。

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するとどうでしょう、お客さんがほとんど帰ったあとの露店街の地面はご覧のとおり!ほとんどゴミは落ちていません。これには正直、ビックリしました。ちょうど写真で通りが暗くなっているあたりから向こうは、声がとどなくなる場所なのですが、それより向こうは一面にたくさんのゴミが落ちていました。そういうことも、来年への貴重な経験となります。

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同じく保津大橋上。こちらも例年ならば大量にゴミが散乱している場所ですが、ほとんどゴミは見つかりません。私たちが狙っていた、ゴミの「封じ込め」作戦が、効果を発揮したようです。

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一方で目についたのが大量のうちわ。なかでも「京都学生祭典」と「幸福実現党」のうちわが大量に散乱していました。京都学生祭典に協賛されている企業の方には、実は去年の花火大会の後にただ金銭的に支援するだけではなく、それが何に使われているのかについてもよく考えてほしい、とお話をして、検討しますとおっしゃっていただいていただけに大変残念でした。

広報ツールとして、うちわを配ることには何の異議もありませんが、捨てられてしまうようなうちわを配ることの意味を、もう少し考えてほしいと思います。

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さて、今回のエコステーションで回収出来たゴミの量は、なんと100Lのゴミ袋66袋にものぼりました。かさ容量にして6トンです!その甲斐あって、橋の北側では道路が大変キレイになりました。ゴミ回収の呼び掛け中、近所の方から「こんなにキレイな花火大会は初めてや!ありがとう!」という声をかけていただきましたが、考えてみれば昨年まではこれだけのゴミが会場からあふれだして、周辺に散乱していたのですから恐ろしいものです。

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最後にスタッフで記念写真。夜遅かったこともあり、先に帰られた方もいらっしゃいましたが、総勢13人で頑張りました。散らばってしまった6トンものゴミを回収するのは大変ですが、こうして回収拠点をつくることで、少人数でも大きな成果を挙げることができました。

ただ、残念だったことが一つ。それは、わざわざゴミを持ち寄ってくださった方の多くから「分別はしなくていいの?」と聞かれたことです。

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残念ながら亀岡の花火大会では、ゴミの分別回収は行なっていません。上の写真は10日に行われた宇治川の花火大会ですが、回収拠点ではゴミの分別回収を実施されていました。「分ければ資源、まぜればゴミ」なんてよくいいますが、お祭りのゴミのような大量に発生するごみの場合、分別回収を実施するかどうか、だけでゴミの量を大きく減らすことが可能だということが、各地の事例で実証されています。

今回、多くの方、特に若い人がわざわざペットボトルのラベルを丁寧にはがして持ってきてくださったり、カンや発泡スチロールを分けて持ってきてくださる場面に出会いました。また、「やんちゃ」な感じの中学生のグループが率先して散乱しているゴミを集めてくれたりもしました。

限りある資源を無駄にするのか、そうではないのか。イベントという名前の陰で自分たちの町を汚してもいいのか、どうか。もう一度、みんなで考えたいものですね。

最後になりましたが、今回の実証実験にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。この経験を活かして、来年はより美しい花火大会を実現したいと思います。

(H)

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