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2009年8月26日 (水)

筏復活プロジェクトの取材がありました!

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出張のため長らく更新をお休みしていたのですが、今日から再開です。

さて今日は、今年の筏復活プロジェクトまであと2週間と迫る中、テレビ局の取材がありました。保津川下りの船頭さんたちへのインタビューの後、ご案内したのは筏を連結する際に用いる金具「カン」を60年ぶりに作っていただいた片井さんの作業場。

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出来上がったカンや、修理を依頼された農具を前に、今日もいろいろなお話しを教えていただきました。ちなみにテーブルの上に乗っているハサミは私の祖母のもの。片井さんに研いでもらったのですが、曾祖母の代から大事に使っているハサミです。ちゃんと手入れをすることで、100年近く経ってもまだまだ現役!

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片井さんの仕事場には、修理を終えて出番を待っているたくさんの農具が壁に立てかけられていました。どれもこれも、何十年と使われ続けてきたものばかり。鉄砲鍛冶や刀鍛冶と違い、いわば庶民の道具を手掛ける野鍛冶、「昔は、親父が“野鍛冶”というのが嫌でなあ、もっとええ仕事してくれたらよかったのに、と思ってたわ」と、片井さんはおっしゃっていました。でも、今では片井さんに手入れしてもらったのじゃないと、とお客さんが喜んでくれることが何よりもうれしいそうです。

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ところで、片井さんの鍛冶場の神棚に飾られているこれ、何かわかりますか?

これは「鎌雛」(かまびな)といい、鍛冶屋さんが仕事始めにお正月に毎年作って神棚に供えるものです。木片に打ち込まれた2本の金具の小さいほうが鎌を表し、大きいほうが蔵の鍵を表しています。「農作物が豊かに実って、蔵がいっぱいになりますように」という願いを、この鎌雛に込めているのだそうです。農具の手入れを手掛ける野鍛冶さんならではの儀式ですね。

取材に来られたテレビ局の方が帰り際、「船頭さんや鍛冶屋さんといった職人さんという世界が身近にちゃんと残っていることに驚きました」とおっしゃっていました。保津川の筏復活プロジェクト、単なる筏の技術だけではなく、そういう地域の人々の文化もきちんと伝えられれば、と思っています。

(H)

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