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2009年8月15日 (土)

平の沢池のオニバス

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池を覆い尽くす緑の大きな葉、京都府内唯一のオニバスの自生地、亀岡市の平の沢池の風景です。

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嵯峨の大沢、広沢の池と並んで「京の三沢」のひとつ、亀岡の平の沢池では、今、オニバスの花が咲いています。ということで、私も見に行って来たのですが、、、残念、花を見つけることは出来ませんでした(笑)

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このオニバスは、アジア原産のスイレン科の植物で、現在ではアジア東部とインドに見られます。日本ではかつては本州、四国、九州の湖沼や河川に広く生息していましたが、環境改変にともなう減少が著しく、たとえば宮城県が日本での北限でしたが絶滅してしまい、現在では新潟県新潟市が北限となっているそうです。そして京都府下で唯一のオニバスの自生地が、この亀岡市内の平の沢池なのです。

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このオニバス、植物全体に大きなトゲが生えていることから「鬼」の名が付けられています。上の写真でもわかるように(クリックすると大きくなりますのでご覧下さい)、特に葉の表裏に生えるトゲは硬く鋭いものです。そのため、農家の人に嫌われ、かつては各地で駆除の対象にもなったそうです。ちなみに葉の表面には不規則なシワが入っており、ハスやスイレン等と見分けることは簡単で、またハスと違って葉が水面より高く出ることはなく、地下茎(つまりレンコン)もありません。

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大きな葉に似合わない、小さな赤紫の花を咲かせます。なんと、この池に生き続けて3000年以上(!)、「古代紫(こだいむらさき)」と呼ばれています。

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オニバスの上に乗って、魚を探すチュウサギ、このチュウサギも京都府のレッドデータブックに載っている、絶滅危惧種です。ほかにも、カイツブリもいました。オニバスの、そして野鳥の楽園でもあるんですね。

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となりの池では、きれいなハスの花が咲いていました。

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池の周りには、豊かに実った田んぼ。夏の終わりの夕方の、口丹波の景色。いつまでも、こんな風景を残したいものですね。

(H)

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