富山・氷見で「Tenmatch天馬櫓こぎ大会」に参加しました その1
私たちが到着したのはお昼過ぎ。ちょうど、参加者のみなさんを対象にした「天馬船教室・Tenmatch に出よう!」が開催されていました。当日は、残念ながら海からの風が強く、急きょ会場を上流側に変更したということでしたが、大勢の方が来られていました。
10数年前までは、氷見でも木造船が細々と現役で残っていたそうですが、今の子供たちは見たことすらなかった、というのが本当のところ。かつてはみんな学校から帰ってきて、その辺につないである天馬船で遊んだもんだ、とベテランの漁師さんたちはおっしゃっていました。
素敵だな~、と思ったのが、なんともゆるやかな時間の流れ方。スケジュールを気にしてかりかりするわけでもなく、大会に出場する人も、そうでない人も、みなさん船を眺めながらそれぞれに楽しんでおられます。川や船、というのは人の心をおおらかにするものなのでしょうか。
腹が減っては戦は出来ぬ、ということで、保津川下りの船頭さんスタイルに着替えた河原林理事も腹ごしらえ。流しそうめんをごちそうになりました。京都で食べるそうめんより麺が太くてビックリ。「のびただけですよ~!」なんておっしゃっていましたが、お店で見てもやっぱり太かったです。
ほかにも氷見牛の炭火焼やかき氷もあって、まるで地蔵盆のような雰囲気でした。
さて、大会エントリーが始まりました。大会は直線のタイムを競う小学生向けの初級の部、転回して往復のタイムを競う大人向けの中級の部、そして「天技あり!ぴたっと停止」を求められるマスターの部の3つのカテゴリーがありました。
各部門の1等賞は氷見牛や氷見特産品がもらえる、ということで結構皆さん真剣!(笑)「現役の船頭さんだから上級だろう!」などといわれながらも、私たちは中級にエントリー。練習も何も、ぶっつけ本番なんですから・・・。
川の船頭さんと、海の漁師さん。船の話に花が咲きます。右の漁師さんの世代がぎりぎり木造船を体験している世代だそうです。新人のころは先輩から訳のわからない鍛え方?をされた、というのはどうもどちらも同じようで(笑)でもそれが、今の自信につながっている、というのもまた同じでした。
さて、レースはどうなったのでしょう?(つづく)
(H)
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