ロケと下見で一日ぐるっと亀岡めぐり
今回のロケは、ある電機メーカーのお米の保冷庫のカタログ写真撮影のお仕事。制作会社の方が別件でプロジェクト保津川のホームページをご覧くださったのが縁で、お手伝いさせていただくことになりました。亀岡のNPO仲間の方に現地の案内をお願いしていただき、まずはロケハン。小鳥がさえずる、春らしい気持ちいいお天気です。
集落の中に1件だけ残る茅葺民家の前でまずは最初の撮影です。傷みが激しくなり、残念ながら近々取り壊される予定だそうです。このおうちの中には、それはみごとなおくどさん(台所)が残されていて、壊してしまうのがつくづく残念な1軒です。
軒先でもパチリ。田舎のおばあちゃんの家に来たような、ほっとするおうちです。
なんでもこの地区では、こうした農家の縁側を使って「縁側カフェ」なるものをやってみようか、と考えられているとか。今まで亀岡は保津川下りはじめたくさんの観光客のみなさんに訪ねていただいている割には、一般市民の間ではいまひとつその実感がないのが正直なところです。その原因の一つは、せっかく訪れていただいた皆さんに、ゆっくりと滞在していただく場所がないからではないでしょうか。最近では、亀岡市の施策の中でも積極的な観光客の誘致が掲げられるようになりましたが、大事なのは地域の人たちの小さな取り組みの積み重ねでしょうね。
ロケのあと、かめおか四季菜に移動して、これからの取材の打ち合わせも兼ねてお昼ご飯。ここからは5月の定例清掃会を一緒に行っていただくエコネット近畿のスタッフの方と、船頭さんもまじえて保津川のお話をいろいろと。
ちなみにこの「かめおか四季菜」、プロジェクト保津川ではすっかりおなじみですが、地産消のおいしいレストランです。いろいろな方が日替わりでシェフをつとめて工夫を凝らしたランチが、気軽に楽しめる場所として、すっかり亀岡では有名になりました。
1dayシェフ、という形をとるコミュニティ・レストランは、三重県四日市市を皮切りに各地に誕生しましたが、長続きしないところも多いそうです。行政や地域からの支援ももちろん大事ですが、何よりも大事なのはスタッフのみなさんが人とのつながりを楽しんでるかどうかかな~、とスタッフの方がおっしゃっていました。NPOもまちづくりも、お金だけではない人とのつながりを楽しめるかどうかが大事なんでしょうね、と帰りの車中でお話ししていました。
食事の後は、5月の定例清掃会を予定している場所の下見へ。お仕事を終えられた船頭さんにもお願いして、保津川のいろいろなお話をお聞かせいただきました。ちなみに5月の定例清掃会は、国の天然記念物であるアユモドキの生息・繁殖場所を、産卵期にそなえて清掃しよう、と、現在計画を練っています。ちかぢかご案内しますので、お楽しみに!
何かの映画かドラマのワンシーンのような風景ですね。ほんと、気持のよい1日でした。
乗船場の桜もみごとに満開になりました。満開の桜の木の下を、保津川下りの最終便となる船が船溜まりから桟橋まで引かれてきました。保津峡の桜はやっと満開になったところですよ。
今日は1日、ぐるっと亀岡をご案内して、私もゆっくりと楽しませていただきました。改めて眺めてみると、何気ない、でもいいところがいっぱいあるんですよね。それをいかに結び付けられるか、これから私たちも考えていかないといけないな、と思いました。
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