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2010年5月13日 (木)

京都駅発嵯峨野トロッコ列車?

京都駅発トロッコ列車?

深夜の京都駅の31番乗り場。普段は城崎温泉や舞鶴、天橋立方面への山陰本線の特急列車が発着するホームに見慣れない列車が止まっています。

そう、今や嵐山・保津峡観光に欠かせない存在となった嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車です。

嵯峨野トロッコ列車はハイシーズンを除けば毎週水曜日は運休ですが、その運休日に保線作業や車両のメンテナンスが行われています。

車両のメンテナンスは簡単な整備はSLでお馴染みの京都・梅小路で、また冬期休業期間の大掛かりなメンテナンスは向日市や大阪・吹田市の基地で行われています。その整備を終えた車両の回送列車が、この列車の正体です。

ところで嵯峨野トロッコ列車にお乗りになった方はご存知だと思いますが、トロッコ列車は京都方にだけ機関車を連結した編成です。ですが、この回送列車は線路配置の関係で編成の両端に機関車を連結した、いわゆるプッシュ・プルでの運行されます。

機関車トーマスの最初の作品、「3だいの機関車」には、急な坂を上る機関車と、それを後ろから助ける機関車が、

「むりだ。むりだよ。むりだぜ」
「ぼくはやるよ。やるさ。やるとも」

と力を合わせて急な坂を登り切るシーンが描かれています。

京都駅からトロッコ嵯峨駅までの間には急な坂こそありませんが、前後につながれた機関車が、自動操縦ではなく機関士さんたち(電車やディーゼルカーとは別に、客車や貨物列車を引っ張る機関車は別の資格が必要なんですよ)が汽笛の音だけを合図に息を合わせて列車を運転する、今の日本の鉄道ではすっかり影を潜めた風景が、今でもこの山陰線では目にすることが出来ます。

京都駅発トロッコ列車?

今日の回送列車の先頭に立つのは、懐かしい国鉄カラーのディーゼル機関車。山陰線が電化される前は、貨物列車から寝台特急まで朱色に白帯のディーゼル機関車が大活躍していました。トロッコ列車の機関車も色は塗り替えられていますが、同じ形式の機関車。どちらも製造から40年が経った大ベテラン、丁寧な整備を受けて今なお現役で使われています。鉄橋やトンネルだけではなく、車両も、それを運行する技術も立派な産業遺産かも知れませんね。

そんなひと昔以上前の山陰線を思い出させてくれる、夜のヒトコマでした。

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