保津川・山本浜にこいのぼりが泳いでいます！

今日、保津川・山本浜にたくさんの鯉のぼりが揚がりました！その数49本、実に雄大な眺めです！

私は急用が入り、午後1時からの掲揚作業には立ち会えなかったのですが、会場に着いたらちょうど自治会のみなさんが作業を終えてお話しされているところでした。みなさん、素敵な笑顔ばかりでしたよ！

鵜の川と西川が保津川が合流するところが「山本浜」、かつて京の都に材木や物資を運ぶ筏や船の川湊として栄えていた場所です。

昨日はイギリスのウイリアム王子とキャサリン妃の結婚式が行われていましたが、歴代の英国王室のみなさんも保津川をお訪ねになっており、戦前はこの山本浜から保津川下りに乗船されていました。そんな歴史もあり、鵜の川沿いを山陰道から保津川までつなぐ道は「異人道」と呼ばれていました。

この鯉のぼりはすべて、住民のみなさんから無償で提供して頂いたものです。子供が大きくなって、何年もしまわれていたこいのぼりも、久しぶりに大空を泳いで、さぞや気持ち良かったでしょうね！

また、今回のこのイベントは、震災で大きな被害を受けた東日本のみなさんにメッセージを送ろう、と行われています。ひときわ大きな幟旗（のぼりばた）には、「くじけないで東日本　支えようみんなで」というみなさんからのメッセージが記されています。

このメッセージを考えられた方は「頑張ろう、ばかり言っても、くじけそうになることもある。だから、素直に“くじけないでね”と伝えたいし、被害を受けなかった西日本のみんなで東日本を支えたい」とおっしゃっていました。

この場所は、近くの住民のみなさんの散歩コースにもなっています。また、昼間にα-station（FM京都）の番組でも紹介してくださったこともあるからでしょうか、さっそく小さなお子さんを連れた方がたくさんお越しになっていました。

また、JR亀岡駅の協力で、最寄りの馬堀駅にも、地元の小・中学校や幼稚園、保育園の子供たちから寄せられたメッセージを記したポスターやこいのぼりが貼りだされました。

地域の人々の、暖かい気持ちがぎっしり詰まったたくさんの鯉のぼり。明日はファミリー写生大会やもちつきといったチャリティーイベントも開催されます。義援金の募金もあるそうで、集まったお金は「あしなが育英会」に寄付されるそうです。

イベントは午前9時から、天気予報では小雨がぱらつく可能性も、ということですが、予定通り開催されるそうです！会場はトロッコ亀岡駅からすぐ。JRやトロッコ、そして保津川下りからもご覧いただけます。

明日はぜひ、保津川「山本浜」へお越しください！