第41回定例清掃会が行われました!
みなさん、アユモドキという魚はご存知ですか?鮎によく似ていることからそう名付けられたアユモドキ、実はドジョウの仲間の魚です(ちなみにアユはサケの仲間。シシャモやワカサギも遠い親戚)。
なぜか大昔から、琵琶湖・淀川水系と岡山の吉井川・旭川水系にだけしか生息していない魚で、このうち琵琶湖・淀川水系では現在、亀岡市内の保津川の支流域だけが“唯一”の繁殖地となっています。ちなみにアユモドキは日本固有種、ということはつまり、世界の中で岡山と亀岡の2か所だけがアユモドキの住む場所、なんですよ!
さてさて、開会式での注意事項の説明のあと、さっそく清掃のスタート。
上の写真は、今回初めて参加してくれた立命館大学のボランティアサークルNagiのみなさん。今回は私たちスタッフに代わって胴長靴を履いて、川の中のゴミを拾い集めてくれました。
ちなみに、川の中には上流から流れてきた空き缶がたくさん落ちています。空き缶の中にはアユモドキなど、穴を好む魚が隠れていることも多いので、一つ一つ、水を抜いて生き物がいないことを確認してからゴミ袋に集めます。
また今回は地元・保津町自治会や、亀岡市の年谷下水浄化センターの管理をされている日本メンテナスエンジニヤリング、佐川急便亀岡営業所、京都府南丹土木事務所や亀岡市役所の職員さん、保津川下りの船頭さんたちにもご参加いただきました。
先週の大雨で、まだ川の水位はやや高いまま。そんな中にもたくさんのゴミが流れ着いています。橋げたにもレジ袋や肥料袋などのたくさんのゴミが、草やワラとともに絡まっていました。
小さなお子さんを連れた方や、軽装の方は土手のゴミを拾いに。ところが、このあたりは普段から地元の皆さんが、手入れをきちんとされていることもあり「ゴミがない!」という、うれしい誤算。スタッフも苦笑いしながらゴミを求めて移動です。
こうした、ちょっとした場所に実はたくさんゴミが引っかかったりしています。なぜか保冷剤がたくさん。。。
復活した特産の保津小麦の畑の中を、自治会の役員さんたちが談笑しながらゴミ拾い。こういう場所で、いろんな人と話をすることで、いろいろなまちづくりのアイデアがわき出てくるそうです。
ちょっとした茂みの中にもたくさんのゴミ。まるで宝探し気分です。
さて、小一時間の清掃活動を終えて、ごみを手に集合場所へ戻ります。川のせせらぎ、鳥の声、いろいろな草花。初夏を実感できる朝でした。
最後にスタッフから参加者のみなさんへ感謝の気持ちをお伝えしました。今回は若い人の参加が多かったですね。ゴミを拾った人は、きっと次からはゴミを捨てない人になってもらえるでしょう。小さなうちから、自然とそういうことを子供たちに伝えられたら、と思います。
今回のお楽しみは、ケーキとクッキーの振る舞い。みなさん、お疲れ様でした!
最後にみなさんと一緒に記念撮影。参加者35名、本日の成果は、20L入りの土嚢袋に29袋でした。早朝よりありがとうございました!
プロジェクト保津川では、毎月第3日曜日に定例清掃会を実施しています。次回は6月19日(日)、みなさまも、ご家族やお友達と一緒にぜひお越しください!
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