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2011年12月19日 (月)

同志社大学政策学部のみなさんが保津峡の漂着ごみ調査を実施されました!

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12/11(日)、同志社大学政策学部の「アカデミックスキル」を受講されている学生さんたちが保津峡の漂着ごみの調査を実施されました。

このクラスは、プロジェクト保津川の原田副代表が講師を務めるクラスで、ゼミ形式で「嵐山・保津峡の漂着ごみ問題を考える」をテーマに、海や川の漂着ごみ問題について考えています。

これまでに、11月の定例清掃に参加いただき自治会や行政の方にインタビューをされたり、亀岡市役所環境政策課の漂着ごみ担当の方に、ゲストスピーカーと して授業にお話しいただいたりして、漂着ごみ問題について勉強を重ねてこられました。そして、いよいよメインイベント?の保津川下りの舟に乗っての漂着ご みの調査。では、当日の様子をレポートします!

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当日は、前日までと打って変わってこの冬一番の冷え込み(亀岡は最低気温-2度!)、そんな中、朝9時半に元気な学生さんたちが保津川下り乗船場に集合です。まず、保津川遊船の森田孝義・エコグリーン委員長のあいさつ。さあ、保津峡に向けて出航です!

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今回の清掃場所は、保津峡のなかほど、曲ヶ縁。学生のみなさんは、全員が初めての保津川下りの体験、急流に差し掛かるたび「キャー」と歓声が上がります。まるで遠足のような和気あいあいとした雰囲気。

急流を抜けて、舟を180度回して接岸する技は、普段の保津川下りでは決して味わえないスリルです。これまた特別な体験。私も何度見せてもらっても感心するばかりです。

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上の写真をご覧ください。

水面から4~5mは上です。周囲には家も道路もない、こんな所にも、大雨で増水した時に大量のごみが漂着しています。まずはデータを集めるためにサンプルとなるごみをみんなで拾います。

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今回はちょっと趣向を変えて、4つある班のそれぞれに何をテーマに調査を行うのか、政策提言を踏まえて考えてくるようにと事前に課題を考えてもらいました。

たとえば上の写真の班のみなさんは、木々に引っかかるシート類の組成を調べる、というテーマ。なので、木が茂っている中に突入して、枝に引っかかったごみを収集。これ、なかなか根気の要る作業なんですよ。

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岩場にも、こうして肥料袋などが引っかかっています。農薬や肥料の袋、全体として数はそれほど多くないのですが、モノがモノだけに、袋は鮮やかな赤や黄色、青色、とやたらと目立つのが困りもの。これがあるだけで、一気に美観を損ねています。

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あまり汚い写真ばかりではなんなので、綺麗な写真も。

保津峡の冬は、鮮やかな赤色のマンリョウがかわいらしい実をつけています。冬の保津峡は、雪景色はもちろん、渡り鳥やこうした冬ならではの草木も目を楽しませてくれます。

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こちらはどこかから流れてきた、土止めのネット。道路などの法面の崩落防止に使われるものです。半分土に埋まっていて、掘り出すのに一苦労・・・。

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学生さんたちは「呪いの人形や~!」と騒いでいましたが(笑)、ホラー映画や心霊写真ではありません・・・。捨てられて、ぼろぼろになった子供のお人形。何とも可哀そうな姿です。時折、子供用のおもちゃが不法投棄されているのも見かけますが、こういうものを平気で捨てる親に育てられた子供は、いったいどんな大人になるんだろう・・・、と思います。

そうそう、舟が接岸した岸には、タヌキの死骸も流れ着いていました。そちらを見たときには、この人形で大騒ぎしていたことなどどこへやら、さらに大騒ぎ。でもまあ、普段都会で生活していたら、タヌキなど見ることもないですし、ましてや死骸など想像すらできないでしょうね。でもここは山の中、タヌキどころか、猪や鹿の死骸に出くわすこともあります。それもまた自然の摂理・・・、というわけにはいかず、「キャー」「ギャー」「リアルすぎる~!」と大騒ぎでした(笑)

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さて、ごみ回収のあとは、集めたごみをデータシートに記入していきます。

木々に引っかかているシート類や大量に漂着しているペットボトルを、どうやったらなくせるか?単にモラルに訴えるだけでは限界があります。そこで、たとえばレジ袋有料化やペットボトルのデポジット制度の導入に向けた提言をしてみよう、というのがこの授業の目指すところ。それに向けた基礎的データの収集、という観点で、単に拾うだ けではなく、「調査」を行いました。

この授業を通してまとめた成果は、機会を設けて発表したいですね!

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全員が生まれて初めての保津川下り、楽しい川下りと、その影にある保津川の現状。来てよかった、という学生さんたちの笑顔が疲れも吹き飛ばしてくれました。

学生さんから感想をいただいたので、ご紹介します。

ゴミの話だけではなく、植林活動や動物についてなど普通のツアーでは聞けない話をしていただきました。ゴミに関しては、少し目を凝らすだけでひっかかったものや埋まっているものまでたくさん見つかり大変驚きました。少しではありますが、普段から清掃活動をされている船頭さんをはじめ、NPOの皆さんの苦労を知ることができたのは良い経験になったと思います。個人的には、船漕ぎの体験まで楽しめたことが本当に良かったです。ありがとうございました。

清掃活動をした後だと聞いたので、ゴミはもうあまり残っていないだろうと思っていたのですが、川岸を見ると結構ゴミが漂着しており、問題の深刻さを実感しました。実際に清掃活動をした場所だけでも、あれだけのゴミがあり大変驚きました。保津川下りは船頭さんが面白く景色も綺麗でとても楽しかったです。良い経験をさせていただきありがとうございました。これからも頑張って下さい。

11日は、朝起きたときからすごく寒かったので、正直家を出るのがつらかったですが、実際行ってみるととても貴重な体験ができ、楽しむこともできて本当によかったです。たくさんのことを知っておられる船頭さんの話もきいていて面白かったです。船頭さんのおかげで寒い中でも楽しく保津川下りができたと思います。

保津川下りの船に実際乗って周りをよく見てみることによって、ごみがたくさん落ちていたり木に引っかかっていたりしているのに気付き、驚かされました。そしてこの事実は、もっとたくさんの人に伝えていくべきだと感じました。

私はこの授業を取るまで、観光地などでも意外にたくさんのごみがあって、それを現地の人たちが苦労して集めておられるなんて考えたことはほとんどなかったです。今回、そのことを現地行って実感したので、よりごみ問題を解決させたいという気持ちになりました。学んだことを忘れず、これからも授業頑張ります。

船頭さんのガイドを聞きながらの保津川くだりは、興味深いことばかりですごく貴重な体験でした。もう何度も見ているはずの嵐山の景色でさえ、船の中からだとまた全然違って見えました。とても楽しかったです。勉強になりました。ありがとうございます。

思っていた以上にゴミが目立っていて、拾ってこれなのか、と驚きました。これから更に調査をしていくうえで貴重な経験ができました。ありがとうございました。

保津川下りも初めてで、しかも紅葉の時期だったのでとても感動しました。船頭さんのお話もとてもたのしくて、いい思い出になりました。ゴミ問題について勉強してから、保津川くだりしているときもゴミに目がいくようになりました。実際にゴミをひろってみて、ゴミ問題を深刻に考え直しました。

学生のみなさん、寒い中お疲れ様でした! 船頭さんたちも、丸一日の調査にお付き合いいただきありがとうございました。

当日の様子は、保津川遊船企業組合の「船頭ブログ」でも紹介されていますので、そちらもぜひご覧ください!

【回収したごみのまとめ】

参加者:学生14人、講師1人、船頭3人 計18人
回収したごみ:ペットボトルや空き缶、レジ袋など20L入土嚢袋×24袋、タイヤ×2本、電線カバー、土止めネット など

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